宮崎県えびの市に佇む「昌明寺温泉」は、2025年にリニューアルされた一棟貸しのプライベート・リトリートヴィラ。ここで楽しめるのは、まさに“体の内側から整う”本物の天然温泉です。このページでは、温泉分析書に基づき、昌明寺温泉の泉質や特徴、体へのやさしい作用などを分かりやすくご紹介します。
■ 温泉の泉質：効能豊かな「ナトリウム・カルシウム－炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉」
昌明寺温泉は、複数の成分がバランスよく含まれた“混合型泉質”。正式名称は、
ナトリウム・カルシウム－炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉（低張性・中性・温泉）です。
この泉質は非常に珍しく、以下のような幅広い効能が期待されます：
- 炭酸水素塩泉：肌をやさしく洗い流す“美肌の湯”。皮膚の脂や古い角質を落とし、しっとりすべすべ肌へ。
- 硫酸塩泉：血流促進や動脈硬化予防に◎。高齢者や生活習慣が気になる方におすすめ。
- 塩化物泉：温まり効果が抜群で、湯冷めしにくいのが特徴。冷え性や神経痛、筋肉疲労にぴったり。
■ 泉温：じっくり温まる“ぬる湯”の極上体験
源泉の温度は36～38℃前後。体温に近いため、長時間ゆっくりと浸かっても負担が少なく、芯からポカポカと温まります。まさに「湯治」にぴったりの“ぬる湯”。
◎おすすめの入り方
10分以上、ゆったりと浸かる「反復入浴」スタイルがおすすめ。サウナとの交互浴も効果的です。
■ 飲泉も可能！身体の中から温泉の恵みを
昌明寺温泉は、飲泉可能なほど清らかな源泉です。湯口から直接口に含むと、金気（かなけ）と呼ばれる鉄分の香りと、微細な炭酸の刺激が舌に広がります。
この“温泉水の味”は、まさに地球のエネルギーを体内に取り込む感覚。五臓六腑が喜ぶ、内側から整う時間をぜひご体感ください。
■ サウナ完備で整い体験を加速
施設内には3種類の本格サウナを完備：
- ドライサウナ（高温でしっかり発汗）
- ミストサウナ（肌に優しく潤う）
- 遠赤外線低温サウナ（じんわり深部温熱）
温泉と組み合わせることで、より高いデトックス効果とリラクゼーションが得られます。
■ 泉質分析から読み取る、安全性と豊富なミネラル
昌明寺温泉の源泉には、1kgあたり4,954mgもの溶存物質成分が含まれており、これは「療養泉」として認められる基準（1,000mg以上）を大幅に超える高濃度です。まさに“命の湯”と呼ぶにふさわしい、ミネラル豊富な名湯です。
主な溶存成分とその働き：
- 炭酸水素イオン（HCO₃⁻）
古い角質や皮脂をやさしく洗い流し、肌をなめらかに整える“美肌成分”。 - 硫酸イオン（SO₄²⁻）
血管をしなやかに保ち、血流を促進するため、動脈硬化予防にも役立ちます。 - 塩化物イオン（Cl⁻）
皮膚に塩分膜をつくり、保温・保湿効果に優れ、湯冷めしにくいのが特徴。 - ナトリウムイオン（Na⁺）
塩化物イオンと組み合わさることで、さらなる温まり効果を発揮。冷え性に特におすすめです。 - カルシウムイオン（Ca²⁺）
肌を引き締め、かゆみや炎症を抑える作用もあるとされる皮膚トラブル対策成分。 - メタホウ酸（HBO₂）
肌の修復作用があり、切り傷・すり傷・軽い炎症の回復をサポートする頼もしい天然のケア成分。
安全性とやさしさも魅力
泉質のpHは6.5で、弱酸性に近いほぼ中性。肌にやさしく、敏感肌やお子様にも安心してご利用いただけます。入浴後は肌がつっぱらず、しっとりとした質感が実感できるはずです。
■ まとめ｜昌明寺温泉は“現代の湯治”が叶う癒しの聖地
温泉分析書をもとに分かるように、昌明寺温泉は、単なるリラクゼーションを超えて、健康増進・美容・冷え改善・血流促進など、トータルケアができるすべてを兼ね備えた理想的な湯治泉です。さらに、飲泉やサウナも楽しめることで、心身のメンテナンスをトータルに行える“現代湯治場”といえます。
ゆっくりと流れる時間の中、五感を解き放ち、生命の湯に身をゆだねてみませんか？